星状神経節ブロックは、それなりにリスクが高く極めて高い技術がある医師のみが可能、 大学病院のペイン科の 医師レベルでは、正確に星状神経節ブロックを打つことは難しく、熟練したペイン科の開業医師をさがすことが重要です。
星状神経節という全身の自律神経の司令塔に局所麻酔薬や鎮痛消炎剤を注射し染み込ませることにより、
痛みや腕手指のしびれや頭痛を和らげる治療法です。
どうしても痛みがとまらないときや、原因の解らない痛みの ときに、大学病院などでは星状神経節という神経のツボのような箇所に麻酔注射をします。 すると、自律神経に作用し 痛いところを抑え身体を 健康な状態に戻す手助け をしてくれます。
星状神経節照射というのは、注射と同じような効果のある新しい治療方法です。痛み、副作用、合併症の恐れの無い、誰でも気軽にやっていただける治療です。
治療方法
まず一度エコーで交感神経幹や神経根、周囲の血管を確認します(プレスキャン)。
刺入部位を決定した後に皮膚を消毒します。
エコーを当てた状態でブロック針を刺入します。刺入部の皮膚にそのまま少量の局所麻酔薬を注入した後に針を進めます。
針の通り道は一般的に大きな痛みを感じることはありません。
星状神経節(交感神経幹)そのものを刺さない位置で針を止め薬液を注入します。その後は直ちに針を抜いて終了です。
Q&A
Q、星状神経節の具体的な効果は?
肩こりが楽になったという声とともに多いのがお腹の調子が良くなり 便通が良くなり、食欲も回復したとの声です。
Q:星状神経節ブロックは痛くないですか?
ペンレステープと言う麻酔のテープを保険が効かないためあらかじめ自費1枚百円で 購入していただき、 注射の2時間前に貼っていただいたら全く痛くありません。 ただの十人に一人位、神経痛のひどい人に少し痛みが出る方がおられます。その場合局所麻酔麻酔薬を使います。
Q:星状神経節ブロックに副作用はありますか?
1942年の医学論文にはすでに記載されています。 最初に行われたのは、1962年には若杉文吉先生が 東京大学医学部麻酔科でペインクリニックを開設された時以来行われてきた。 若杉先生は、その後関東逓信病院麻酔科部長、東京慈恵会医科大学病院麻酔科教授になられ 60万回以上の同ブロックを行ってこられましたが、 全く副作用は出なかったとおっしゃられています。 ただ2016年に佐賀医大の十時教授が星状神経節の正確な位置確定されるまでは、 副作用ではなく不正確な針先の位置による事故がありました。
Q:神経ブロック注射は保険が適用しますか?
週一回のブロックであれば 保険が効きます。 1割負担の方は340円、 3割負担のかたは、1020円です。 ただし、同ブロックは痛みを取るブロックではなくって、 自律神経の乱れを整えて 疾患を回復させるので、 時間がかかります。 疾患によっては30回以上 1年以上の期間が必要になるものもあります。 その場合、週一回の保険での ブロックではかなりの時間が かかりますので、 自費治療を利用して週2、3回行えば、その期間が短縮されるようです。 また当院では、最新のエコーで 0,5mmの精度で針先を確認して 行っているため、 頸動脈や椎骨動脈に 誤って麻酔薬が入ることは ありません。 今まで全く副作用は 出ておりませんし 若杉先生の報告にあるように これからも出ないと思われます。
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ほったクリニック
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